人生の崖っぷちから救ってくれた本との出会い。
時は2001年10月4日。
この日ある本が僕を崖っぷちの人生から
日の当たる場所へ見事に引き上げてくれました。
この1ヶ月ほど前の事・・・
僕はブラックな企業の上司たちに罵声を毎日のように浴びらせれ
精魂尽き果てていました。
あまりの苦しみと辛さに、この世から消えてしまおうかと
思ったほどでした。
そして、とうとう会社に行くことができなくなりました。
体が動かないのです。無理にでも行こうと思うと
目眩がしたり、お腹が痛くなったり、心臓がバクバクしたり・・・
今、思うと軽い鬱になっていたのだとおもいます。
転職してから、たった4ヶ月でドロップアウト。
カウンターパンチを無数に浴び、リングから引きずり降ろされたような
感じでした。
また続かなかった・・・
悔しい思いと、情けない思いなどが心の中を駆け巡り
ひどく自信を失い、落ち込んでいました。
ある日、大きな決意をしました。
自分探しの旅に出る!!と・・・
静岡から北へ車を走らせ、2日間かけて
青森へ・・・
大間からフェリーに乗り、北海道の地に辿り着きます。
どうしても、何でもいいから自分で決めた事を
最後まできちんとやり遂げ達成したかった。
達成感を味わいたかったのです。
北海道には、たったの1日滞在したのみで帰宅。
今、思うともっと北海道を味わっておけばよかったと
後悔していますが、その時は心の余裕がまったくなく・・・
また行こうと思います。
今度は長期滞在で^^
帰宅後、しばらくはフラフラと遊んでいました。
仕事をする気になれませんでした。
正直に言えば、働くのが怖かったのだと思います。
そしてこう考えるようになります。
”自分の好きな事をして仕事をして生活がしたい!!”
と同時に、今まで流されるまま適当に歩んできた
自分の人生について、深く考えるようになりました。
僕は何のために生まれてきたのだろう?
自分の好きな事ってなんだろう?
でも答えは見つかりません。
”好きな事をして楽しみながら仕事をして生活したい。”
そんな風にずっと思ってました。
2001年9月11日。
ご存知のとおり、アメリカ合衆国で発生した
同時多発テロ。
このとき僕は、東名高速道路の富士SAでテレビを
見ていました。
ビルに民間の航空機がつっこんで煙をあげているでは
ありませんか!!
その時は、まさかテロが起きているなんて思ってなかったですから
映画のワンシーンかと思って、富士のSAを後にします。
あまりに大きな出来事に、何が起きていたのか?理解できなかったのです。
それがテロだと知ったのは、1日後でした。
その翌日、牧場で牛の乳を搾っていました。
なぜなら、好きな事が動物と分かり、ならば牧場で働こうと思い、
その前に体験労働を牧場農家の方に頼んでいたからです。
富士の朝霧高原の牧場は、壮大な景色と自然豊かな場所で
空気もおいしく、生き返った気分でした。
しかし・・・
はっきり言って、この仕事をなめてました。
かなり過酷な労働です。
1日で僕の体は悲鳴をあげ、無理だと判断。
良い体験をしました。
その1ヶ月後・・・